この作法は身に付けたいですね。
元来、権力の象徴であった物から派生した長い歴史のある物である。この経緯から日本における作法の一環で相手を敬う意図により、現在でも来客に対して必ずといってよいほど提供される。客の側も、座布団を勧められる前にその上に座る行為は礼儀に反するとされることがある。勧められるまでは立ったままか座布団ではなく畳につま先を立てて正座(跪座)すると良いとされる。挨拶を済ませた後、勧められたら礼を述べて座る。
座布団は来客に対するもてなしとして用いられる訳だが、これを固辞することも礼を逸するとされる。しかし夏場などの季節によっては無い方が快適な場合もあり、勧める側も相手の意思を慮って無理に勧めないケースも見られるなど、微妙な運用が求められると考えられる。
一般的な和室に於ける作法では、座布団の正面は「縫い目の無い(目立たない)一辺」であるとされる。今日では座布団カバーなどに見られるファスナーが座る者から見て奥に成るのが望ましいだろう。なお裏表は中央の糸の房が飛び出している方が表、縫い目しか見えないのが裏であるが、日常の用に足す物では中央の房糸が無いものも見られる。そのような裏表の判別がつかない座布団は日常の用を足す物であるため、来客用と普段用を用意する必要もあるかもしれない。
座る側の作法としては、座布団を足で踏まず、まず座布団の下座側に屈んで、膝を乗せて正座をするのが最も美しいとされる。座布団の横の位置に充分な空きが無い場合は、座布団手前から膝を下ろしても構わない。この時、上級の作法では座布団が動かないよう、角を両手で押さえて座る。なお座布団の位置を手で動かすと、どうしても相手の用意の悪さを論うように見えるため、本来きちんと揃えられた座布団を座る位置にあわせて動かすのは避けた方が良いかも知れない。案内役の誘導に従って、座布団の置かれた位置に座るのが望ましいだろう。
なお室内の座る位置に関しては、一般的に出口に近い方ほど地位が低い者の場所(下座)とされ、奥の床の間飾りなどがある場所が上座となる。通常そのような上下関係がある席では、目上の者が座るまで待って座布団に座るのが一般的であるが、目上の者が遅れて来る場合は必ずしもその限りではない。なお無闇に謙って迎える側の誘導を無視して下座に陣取ると出口が近い事もあり「おまえの所は不快なのですぐ帰る」という意思表示に取られかねないため、注意が必要である。
立つ際には、両手で座布団の角を押さえて、膝を浮かせ座る時と逆の順序で立つ。この時も座布団を足で踏んではいけない。座布団は座る道具であるため、基本的には椅子の座席同様、その上に立つ行為は「あまり美しくない」といえよう。
勿論、あまり堅苦しくない席ではこのような配慮は必要無いが、普段から練習しておくと自然と身に付いて大事な席での失敗が避けられると思われる
引用『ウィキペディア(Wikipedia)』
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